夏の勝負は水2011/07/28

人は夏には汗をたくさんかきます。
どんどん水が出ていってしまう。
だからたくさん水を飲む。
そうして生きているんだ。

植物達も夏は暑いんだろう。
水をやらないとあっという間に元気をなくす。
雨を待ちながら自然に生きるやつらも鉢に入り、人の手が入るともうダメだ。
純粋な自然ではなくなる。
人の愛を求め、生きる。

そのような植物を使う僕らは、愛をもって水を注ぐ必要がある。
人の手の中に植物を閉じ込めたからには。
それがなければすぐ滅ぶ。

俺たちは来月頭に、ひかり祭りというイベントに参加が決まっている。
そのイベントには極力水の使用を最小限に抑え、なおかつ元気な植物の姿で人を魅せる必要がある。
夏における水の重要度は植物にとっては全てといっていい。
この問題をどのように乗り越えるかが、夏のイベントの勝敗を決める。
時間がある人は是非、ひかり祭りに足を運んでみてくださいね。

いくつかの案件が同時に進行している。
その全てに様々な勝負の決めてとなる部分がある。
それを見極めて、クリアしていくこと。
それが「ものづくり」のいいところ。
それでないと達成感というものは手に入らない。

これを求める為に日々、もっといいもの!!!
という気持ちで、挑み続ける。
それがなくなった時、人は死ぬと思う。
内側から。

「難しい」に出くわした時、無理でしょーと思う。
周りにいる奴はそんなこと言われたら困るだろうけど、「無理」という言葉を口にすると、頭が少しすっきりする。
無理を解決する糸口を探す作業は時間がいるが、きっと道があるということを「無理」という言葉から感じるのだ。
自分の口から出た「無理」に焦らずに対応していく感じが俺は好きだ。

植物を扱う以上「無理」みたいなことしかない。
命を扱うんだからね。

けど、必ず道はあります。
それを発見する為に俺は本気で遊ぶことをテーマにしている。
ピンチってのは、普通じゃ超えられない。
いつだって答えは机の上にはないと思ってる。
笑って、楽しいって感じる時にこそ、ひらめきや道は見つかる。
小さな小さな光を逃さずに感じることができるのは「遊ぶ」っていう自由な作業の中なんです。

今回もこれからも、きっと。

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