23歳男子、裁縫作家2011/08/16

うめです。
明日は某カフェの外装装飾打ち合わせ。
でもその前に、今夜は嬉しい来訪者がアトリエに。

23歳男子、裁縫作家。

裁縫作家、という呼び名は私が勝手につけたのだけれど、
私にとって彼は、前職での先輩後輩という関係を超えた、
ものづくり仲間。

そもそも会社で出会ったんではなくて、
友人の紹介・NYゲストハウスの濃ゆーいつながりで、
彼のトレードマークはお手製の蝶ネクタイ。これがまたヘモかわいいのである。
ジッパーがついていて、開くと名前の刺しゅう。

先週飲みながら「ネノウワサの刺しゅうシャツを作る~」と言ってもらって、
わくわくしていたら、今日アトリエに来てくれて、
「まずは第一弾、、、」とゴソゴソ鞄から取り出したるは・・・


ヘアゴム!!!
藍色と黒の組み合わせが一番好き。そこにまた好きなゴールド。
なぜわかる。なぜ私の好みがわかるんですか。素晴らしい。

しかも、

名前の刺しゅういり!にくい!

実際につけるとこんな感じで、いいサイズ感。

嬉しくって、笑みがこぼれるっていうのはああいうことをいう。

23歳男子、商社マン、夜中2時、ヘッドフォンで音楽聴きながら、裁縫。

私は好きですよ、彼がつくるもの。
ちゃんとその人のことを考えながら、作ってる。
だから作るたびに上手になっていってる。
命が宿る、という言い方より、優しさが詰まってる、そういう言い方のほうがしっくりくる。
手にするとあったかい。

この感じって何だろう、って自転車で帰りながらぼやっと考えてた。
あーこれって、保育園の頃、なんチャラ袋をおかんが作ってくれて、
名前付きでさ、自分の布が、袋が一番かわいいと思ってた、あの感じだな~と。
名前付きっていうのがポイントかもしれない。
自分のものーーーっていう。

他の作家さんがネノウワサのロゴを刺しゅうしたベストを
サクと二人で着ていた設立記念パーティ。
あの時彼は「ぼくが作ったら、着てくれますか」って悔しそうに、
強いまなざしで言ったのを覚えてる。

きっとまだまだ彼は伸びていくと思う。

嬉しい、ヘアゴム。
暑い夏が続く。
また明日も髪をしばる。

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